令和5年度第2回となる産学交流会を開催しました。
2月29日(木)に津山鶴山ホテルにおいて、今年度第2回となる産学交流会を津山商工会議所と共同で開催しました。
今回のテーマは「カーボンニュートラル」ですが、地域企業がより理解して取り組んでいただけるよう『儲かる』ことにフォーカスしました。
講演では、「旭鉄工のDXと儲かるカーボンニュートラル」と題して、旭鉄工株式会社 執行役員/i Smart Technologies株式会社 エグゼクティブマネージャーの都築 敏 氏をお招きし、「付加価値ファースト」を合言葉にIoTを活用したDXにより、労務費を年間4億円節減、電力消費量を26%低減するなど収益力強化とカーボンニュートラル推進で大きな成果を上げ、日本屈指の儲ける工場となるまでのノウハウをお話しいただきました。
都築様からは、問題を解決する仕組みと挑戦する風土をつくること、「見える」化すべきは数値ではなく問題であることなど、具体的な手順のみならず、組織におけるシームレスなコミュニケーションと失敗を恐れずやってみるマインドセットが成果を生む要素として必要不可欠であると実践例を交えた話に参加者も共感しながら熱心に話を聴いていました。
その後、中小企業がカーボンニュートラルを推進する上での支援策や具体的な事例について、中小機構中国本部企業支援課の五十嵐 登希 氏からの情報提供、新入会員企業のオーティス株式会社から企業紹介をいただきました。
最後は、講師を含めた参加者による情報交換会を行い、業種や役職を超えた新たな人脈づくりや交流を図る機会としても大変実りある会となりました。