10月 | 2025 | 津山高専技術交流プラザ

【30周年記念】産学連携交流会を開催しました。(令和7年度第1回目)

10月28日(火)に津山鶴山ホテルにおいて、今年度第1回目となる産学連携交流会を津山商工会議所、津山ステンレス・メタルクラスターと共同で開催しました。

今回は、当プラザの30周年記念事業として位置づけ、会の冒頭、つやま産業支援センターの沼事務局長により、これまでの活動を振り返りました。

その後の講演会では、各業界でご活躍されている津山高専の卒業生お二人を講師としてお迎えしました。

医療機器開発分野でご活躍されているファインバイオメディカル有限会社の池田誠一氏は、ご自身の津山高専・名古屋大学での経験や、手術シミュレーター開発の道のりをご講演いただきました。

また、AI分野でご活躍されているオムロンサイニックエックス株式会社の小津野将氏(オンライン講演)は、生成AI(LLM/VLM)のロボット自動化への応用などのご講演に加え、今後の当プラザへのご提案もいただきました。

その後、高専プラザの新入会員企業である、三井E&Sシステム技研株式会社様より企業紹介をいただきました。

講演後は、講師、津山高専の教職員、地域企業の方々が交流する情報交換会が行われました。企業間のコラボレーションや産学連携の新たな可能性について活発な意見交換がなされ、業種や立場を超えた貴重なネットワーク構築の機会となりました。

第2回ボランティアレクチャーを開催しました。

津山高専技術交流プラザの会員企業が津山高専に直接出向き、専攻科1・2年生を対象に講義を行う今年度第2回目のボランティアレクチャーを10月6日(月)に開催しました。

今回は、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 人形峠環境技術センターの松浦様、迫田様に講師を務めていただき、同センターの概要や放射線、放射性物質のお話をレクチャーしていただきました。
「放射線物質」「放射線」「放射能」「被ばく」といった基本的な用語の説明から、放射線にもアルファ線、ベータ線、ガンマ線、エックス線、中性子線といった種類があり、後者になるほど物質を通り抜ける能力が高いといったお話をお聞きしました。
また、放射線は空気、食料、大地など、様々なものから出ており、学生たちは、同センターの用意された靴の中敷き、昆布、ラジウムボールなどの放射線量を計測し、放射線の有無や距離による影響などを確認しました。
その後の質疑応答では、学生からウラン鉱石の精錬工程の質問が出されるなど、学生にとって大変有意義な講義となりました。