「企業PR会」を開催しました。
津山高専技術交流プラザでは、津山高専の学生が会員企業の事業内容、製品、技術等を知ることで、地域の企業に関心を持つとともに、産学交流を図ることを目的として、12月2日(火)・3日(水)に津山高専第2体育館で「企業PR会」を開催しました。
今年度は、過去最高となる会員企業72社が出展し、各社独自の説明・展示で学生に対してPRを行い、両日で延べ317名の学生が参加しました。
参加学生は、企業ブースでの説明を熱心に聞くだけでなく、活発な質疑応答や意見交換を行い、自身の今後の研究や技術開発に対する意欲を大きく高めたことと思います。
参加企業にとっても、自社の技術や事業を直接学生に伝える絶好の機会となり、将来的な共同研究や地域産業の活性化につながる貴重な機会となりました。


第3回ボランティアレクチャーを開催しました。
津山高専技術交流プラザの会員企業が津山高専に直接出向き、専攻科1・2年生を対象に講義を行う今年度第3回目のボランティアレクチャーを12月1日(月)に開催しました。
今回は、内山工業株式会社 コアテクラボの石田様と生産技術部の郷司様に講師を務めていただきました。
同社では、自動車のガスケット、シール材、樹脂・発泡部品等の各種部品を製造されており、製造されるまでの素材研究・分析、開発・設計、金型製作等の行程を詳しくご説明いただきました。
単に「つくる」のみではなく、「コスト感」も考慮されたお話が印象的でした。
また、講師の石田様からは、将来に向けての自己分析の重要性などのご説明もあり、社会人の先輩としてのアドバイスをいただきました。
聴講した学生たちにとっても、設計から製造、加えて研究・分析までを一貫して聞くことにより、ものづくりの現場の雰囲気に触れることができる有意義な講義になったことと思います。



【30周年記念】産学連携交流会を開催しました。(令和7年度第1回目)
10月28日(火)に津山鶴山ホテルにおいて、今年度第1回目となる産学連携交流会を津山商工会議所、津山ステンレス・メタルクラスターと共同で開催しました。
今回は、当プラザの30周年記念事業として位置づけ、会の冒頭、つやま産業支援センターの沼事務局長により、これまでの活動を振り返りました。
その後の講演会では、各業界でご活躍されている津山高専の卒業生お二人を講師としてお迎えしました。
医療機器開発分野でご活躍されているファインバイオメディカル有限会社の池田誠一氏は、ご自身の津山高専・名古屋大学での経験や、手術シミュレーター開発の道のりをご講演いただきました。
また、AI分野でご活躍されているオムロンサイニックエックス株式会社の小津野将氏(オンライン講演)は、生成AI(LLM/VLM)のロボット自動化への応用などのご講演に加え、今後の当プラザへのご提案もいただきました。
その後、高専プラザの新入会員企業である、三井E&Sシステム技研株式会社様より企業紹介をいただきました。
講演後は、講師、津山高専の教職員、地域企業の方々が交流する情報交換会が行われました。企業間のコラボレーションや産学連携の新たな可能性について活発な意見交換がなされ、業種や立場を超えた貴重なネットワーク構築の機会となりました。



第2回ボランティアレクチャーを開催しました。
津山高専技術交流プラザの会員企業が津山高専に直接出向き、専攻科1・2年生を対象に講義を行う今年度第2回目のボランティアレクチャーを10月6日(月)に開催しました。
今回は、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 人形峠環境技術センターの松浦様、迫田様に講師を務めていただき、同センターの概要や放射線、放射性物質のお話をレクチャーしていただきました。
「放射線物質」「放射線」「放射能」「被ばく」といった基本的な用語の説明から、放射線にもアルファ線、ベータ線、ガンマ線、エックス線、中性子線といった種類があり、後者になるほど物質を通り抜ける能力が高いといったお話をお聞きしました。
また、放射線は空気、食料、大地など、様々なものから出ており、学生たちは、同センターの用意された靴の中敷き、昆布、ラジウムボールなどの放射線量を計測し、放射線の有無や距離による影響などを確認しました。
その後の質疑応答では、学生からウラン鉱石の精錬工程の質問が出されるなど、学生にとって大変有意義な講義となりました。


会員企業訪問を実施しました。[Vol.2]
9月11日(木)、津山高専の教職員や高専プラザの事務局(つやま産業支援センター)職員が、高専プラザの会員企業を訪問して、工場見学や事業説明を受ける会員企業訪問を実施しました。
今回は、昨年度入会された県南2社(エスタカヤ電子工業(株) 様・(株)江口電機 様)を訪問しました。
エスタカヤ電子工業は、半導体後工程の受託製造のほか、スマートフォンカメラのモジュールなどの製造・検査を自社で開発したFA機器を用いて行われていました。設計の要となるエンジニアリング事業部では、津山高専の卒業生も活躍されていました。
江口電機では、制御盤の製造事業に加え、工場全体のソリューションシステムを提案されており、顧客に対して道具だけでなく、価値提案・共創者を提供していくというお考えを説明いただきました。
今後も、今回の会員企業訪問をはじめ、企業と津山高専が交流する事業を実施することで、産学官連携を推進していきます。
今後も津山高専技術交流プラザの活動にご期待ください!


会員企業訪問を実施しました。[Vol.1]
9月10日(水)、津山高専の教職員や高専プラザの事務局(つやま産業支援センター)職員が、高専プラザの会員企業を訪問して、工場見学や事業説明を受ける会員企業訪問を実施しました。
今回は、県北2社(関東化学㈱ 岡山工場 様、㈱スターロイ 様)を訪問しました。
関東化学では、半導体などの電子部品で使う試薬を製造されており、医療だけでなく、工業製品を支えている「試薬」製造の現場を見学することができました。試薬の分析室では津山高専の卒業生が活躍している姿も見ることができました。
スターロイは、トンネルなどを掘るシールドの刃であるカッタービットを一貫して製造されています。特に岩盤を直接掘削する刃の部分は、「超硬合金」を使われており、原材料の配合方法などを詳しくお聞きすることができました。
次回は、県南2社の企業訪問の様子をお知らせしますので、ぜひご覧ください。


【高専プラザ30周年記念】産学連携交流会の開催(R7.10.28)について(ご案内)
今年度第1回目となる交流会を次のとおり開催いたします。
今回は、当プラザの30周年記念事業としても位置づけ、これまでの活動を振り返るとともに、各業界でご活躍されている津山高専の卒業生を講師としてお迎えします。
講師には、医療機器開発分野で手術シミュレータ「EVE」の開発に携わられているファインバイオメディカル(有)の池田誠一氏、そして、AI分野で世界を舞台にご活躍されているオムロンサイニックエックス(株)の小津野将氏(オンライン講演)にご登壇いただきます。
なお、新規入会されたプラザ会員企業のご紹介に加え、講演会講師、津山高専の教職員を交えた情報交換会も計画しておりますので、ぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。
1 日 時 10月28日(火)18:00~20:40(予定)
2 会 場 津山鶴山ホテル 2階 鶴の間(津山市東新町114-4)
3 内 容 別添のチラシをご覧ください。
4 会 費 情報交換会に参加する場合のみ 高専プラザ会員企業2,000円/人 上記以外5,000円/人
5 申 込 以下のURL、もしくはチラシに記載する2次元コードから
Googleフォームにアクセスして、必要事項をご入力の上、10月23日(木)までにお申込みください。
https://forms.gle/gmUJ2MxtAhn1J9DB6
※可能な限り、Googleフォームでお申し込みください。
(Googleフォームでの申し込みができない場合に限り、別添のチラシ裏面に必要事項をご記入の上、FAXでお申し込みください。)
6 その他 ご不明な点がありましたら、担当へお問い合わせください。

第1回ボランティアレクチャーを開催しました。
津山高専技術交流プラザの会員企業が津山高専に直接出向き、専攻科1・2年生を対象に講義を行う今年度第1回目のボランティアレクチャーを6月30日(月)に開催しました。
今回は、株式会社トーカロイMTGの濱野様、髙須賀様、安藤様に講師を務めていただき、鉄やステンレスよりも硬い「超硬合金」によるものづくりのお話をお聞きしました。
同社の超硬合金は、主に工作機械の金属を加工する部分の金具として使用されています。
講義では、WCとコバルトという粉末素材を固め、焼結し、超硬合金に製造していく過程や、精密加工の難しさ、新素材開発などの説明をお聞きしました。実際に持たせていただいた超硬合金は、予想を超えるズッシリとした重みがあり、その硬さを感じることができました。
また、同社が得意としているプレス金型開発など、様々なお話をお聞きすることができました。
聴講した学生たちも、超硬合金を使った同社の技術について熱心に聴講し、積極的に質問をしていました。今回のボランティアレクチャーにより、トーカロイMTGの魅力を十分に知ってもらえたと思います。


令和7年度総会を開催しました。
5月21日(水)に津山高専技術交流プラザの総会を開催しました。
総会には、会員企業の皆様や津山高専の先生方など、75名の方にご参加いただき、提案した5件すべての議案をご承認いただきました。
本年度は、高専プラザ設立30周年という節目の年でもあり、地域企業との共同・連携した研究に対する学生表彰規程の創設や、30周年記念事業として開催する産学連携交流会などを予定しております。
また、新規会員企業から入会のご挨拶をいただき、会員企業数は、発足以降最大となる137社となりました。
当プラザとしても、今年度の事業が津山高専の研究活動や地域産業の発展にとって、有意義なものとなるよう、各事業を充実してまいります。
総会後には懇親会を開催し、高専の教職員・参加企業間による情報交換が活発に行われました。


産学連携交流会を開催しました。(令和6年度第2回目)
2月20日(木)に津山鶴山ホテルにおいて、今年度第2回目となる産学交流会を津山商工会議所と共同で開催しました。
今回の交流会では、「ChatGPT・生成AIの活用」 をテーマに、有限会社エヌティ・クリエイト取締役の多田羅匠平氏 を講師としてお招きし、AI技術がもたらすビジネスの変革についてご講演いただきました。
講演では、生成AIの基本的な仕組みをはじめ、業務効率化から経営戦略までの具体的な活用手法や、製造業に特化した事例なども紹介されました。企業からも、「すぐに自社で活用したい」「自社セミナーを開催したい」といった感想があり、AI導入のよいきっかけづくりとなりました。
その後、高専プラザの新入会員企業である、アサヒフォージ株式会社様より企業紹介をいただきました。(高専プラザの企業数は、過去最高の131社となりました。)
講演後は、講師の多田羅氏、津山高専の教職員、地域企業の方々が交流する情報交換会が行われました。企業間のコラボレーションや産学連携の新たな可能性について活発な意見交換がなされ、業種や立場を超えた貴重なネットワーク構築の機会となりました。

