津山ステンレス・メタルクラスター 次世代リーダー交流研修会を開催しました
津山ステンレス・メタルクラスターでは、令和8年1月28日(水)、津山市役所東庁舎にて
「津山ステンレス・メタルクラスター 次世代リーダー交流研修会」を開催しました。
本研修会は、会員企業の次世代を担う中核層の社員の皆さまを対象に、
企業や立場の枠を超えた横のつながりを築き、情報共有や課題解決のヒントを得ることを目的として、本年度より新たにスタートした取り組みです。
研修会の概要
当日は、はじめに津山ステンレス・メタルクラスターの活動内容について紹介を行った後、
名刺交換や質問カードを使ったアイスブレイクを通じて、参加者同士の緊張をほぐしました。
その後、7名の混成グループに分かれ、以下の2つのテーマについてグループディスカッションを実施しました。
•若手育成と現場コミュニケーション
•現場を動かすコミュニケーションと信頼関係
各グループでは、進行役・記録係・発表係・タイムキーパーを決め、
現場での具体的な対応をイメージしながら、活発な意見交換が行われました。
グループディスカッションの主な意見
「若手育成と現場コミュニケーション」では、
•指導する側が自分の伝え方や日頃の言動に注意し、相手の立場に立って接することの重要性
•ミスが起きた際には、頭ごなしに叱るのではなく、理由を丁寧に聞き、次につながる説明を行うことで信頼関係を築く
といった意見が多く挙げられました。
「現場を動かすコミュニケーションと信頼関係」では、
•役職名ではなく呼び名を決め、フランクな関係づくりを心がけている
•朝礼後に社員一人ひとりが趣味などを話す時間を設け、年齢や立場を超えた交流を図っている
•定期的に1対1で面談を行い、仕事だけでなくプライベートな話もすることで信頼関係を深めている
といった具体的な取り組みが紹介されました。
また、親睦会や懇談会については、休日開催では若手の参加率が下がるため、
業務時間内に交流の場を設けることで、参加しやすくなり、コミュニケーションが活性化したという声もありました。
参加者の声と今後に向けて
初開催となった次世代リーダー交流研修会でしたが、参加者からは
「非常に満足した」「次回もぜひ参加したい」「ディスカッションの時間をもっと増やしてほしい」
といった前向きな意見が多く寄せられました。
また、
•他社と意見交換することで、自社だけでは気づかなかった新たな視点を得られた
•次世代メンバー同士での企業訪問を実施してみたい
•会員企業の製造現場で働く女性同士が交流できる場があると、現場の士気向上につながる
など、今後の活動につながる多くの提案もいただきました。
津山ステンレス・メタルクラスターでは、今回の研修会で生まれた横のつながりや参加者の声を大切にしながら、
今後も人材育成や企業間連携を通じて、地域全体のものづくり力向上に取り組んでまいります。

【交流会開催報告】津山ステンレス・メタルクラスター × 岡山県立津山工業高等学校 ~工業高校生と金属加工・機械製造企業との交流を通じたキャリア教育の実践~
令和8年1月20日(火)、津山ステンレス・メタルクラスターは岡山県立津山工業高等学校(60周年記念会館)にて、工業化学科2年生(31名)と会員企業(6社・10名)による交流会を開催しました。
津山ステンレス・メタルクラスターは、津山市を中心としたステンレス・金属加工・機械製造企業で構成され、高い技術力と開発力を有する地域産業のネットワークです。
産・学・官が連携し、人材育成や技術革新の推進に取り組んでいます。

■ 交流会の目的
本交流会は、ものづくりを学ぶ高校生のキャリア形成支援を目的に、地域のリーディング企業の経営者・技術者と生徒が直接意見交換する機会として実施しました。生徒にとっては地元企業への理解を深める場となり、企業にとっては次世代人材の声を直接聞く貴重な機会となりました。
■ 内容(当日の流れ)
- グループワーク(企業インタビュー・ディスカッション)
テーマ:「都会暮らしと田舎暮らし、どっちが良い?」 - ミニ講演
テーマ:「どこに住み、働くか〜都会と地元(津山市)の比較〜」
講師:つやま産業支援センター 沼 泰弘 事務局長
講演では、都会と津山それぞれの暮らし方について、生活費や可処分所得などのデータをもとに比較し、地域で働く魅力や地元でのキャリア形成の可能性について学びました。

■ 参加者の声
生徒の感想
- 地域の企業の強みや良さを知ることができた
- 都会就職だけでなく、地元での就職も検討したいと思った
- 就職・進学・その後の人生について考える良い機会になった
- 企業の方と話せて貴重な経験になった
企業側の感想
- 若者の率直な意見が聞けて良かった
- 可処分所得の話がためになったとの声もあり、有意義な時間となった

■ 今後に向けて
津山ステンレス・メタルクラスターは、地域企業と教育機関が連携した人材育成の取り組みを今後も継続していきます。本交流会を通じ、次代のものづくりを担う人材育成に取り組むとともに、地域の産業と若い世代との接点づくりを推進してまいります。
おかやまテクノロジー展(OTEX)2025 共同出展レポート
2025年11月12日(水)・13日(木)の2日間、
中四国最大級のものづくり展示商談会 「おかやまテクノロジー展(OTEX)2025)」 がコンベックス岡山で開催されました。
今年は 過去最高となる延べ 13,392名 の来場があり、会場は2日間を通して大きな賑わいとなりました。

津山ステンレス・メタルクラスター 共同出展
津山ステンレス・メタルクラスター事務局は、会員企業 4 社とともに共同出展を行いました。
各会員企業のブースには多くの来場者が訪れ、
金属加工業者を探して来場された企業担当者や、工業系高校生など、幅広い層の方と交流することができました。
会場では、
最新版の「津山ステンレス・メタルクラスター ガイドブック」 を来場者へ配布し、
津山地域の金属加工技術力と会員企業の特色について幅広くPRを行いました。

ご来場への御礼
ブースにお立ち寄りいただいた皆さま、並びに関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。
今後も、津山地域のものづくり産業の魅力発信および企業連携の促進に取り組んでまいります。

【実施報告】会員企業相互訪問を行いました(令和7年10月16日)
津山ステンレス・メタルクラスターでは、会員企業同士の相互理解とネットワークの強化を目的に、令和7年10月16日(木)、企業訪問を実施いたしました。今年は、以下の3社を訪問し、それぞれの現場での取り組みや課題について、活発な意見交換が行われました。
▼訪問先企業
1.ハリキ精工株式会社(久米郡美咲町)

2.株式会社山陽アルミ(赤磐市)

3.スターロイ株式会社(久米郡久米南町)

参加者
本企画には、会員企業等から7名、事務局4名の計11名が参加しました。
当日の様子
各社とも、自社の技術や設備について丁寧な説明をいただき、ものづくりにかけるこだわりや現場の工夫を直接学ぶ貴重な機会となりました。また、企業経営の共通課題に関する率直な情報交換も行われ、特に「人材確保」や「働きやすい職場づくり」について多くの意見が交わされました。
- 人材確保に向けた取り組み
従業員からの紹介、求人媒体の活用、若手社員による後輩の紹介など、地域に根差した採用活動が行われています。 - 多様な働き方への対応
女性社員への勤務時間調整、60歳以降の継続雇用に柔軟に対応するなど、ライフスタイルに合わせた職場環境づくりが進められています。 - 生産性向上に向けた自動化の導入
ロボットによる自動化を積極的に取り入れ、夜間や休日の稼働など、働き手の負担軽減と効率化を両立する工夫が紹介されました。 - 社員定着の工夫と福利厚生
個別面談の実施や、社員旅行・懇親会といった福利厚生を節度を持って実施し、社員が無理なく参加できる環境づくりに取り組んでいる企業の事例が共有されました。
見学企業への感謝
ご多忙の中にもかかわらず、見学の受け入れ準備や当日の対応にご尽力いただいたハリキ精工株式会社様、株式会社山陽アルミ様、スターロイ株式会社様に心より感謝申し上げます。
社員の皆様の温かいご対応と、現場でのリアルな取り組みの共有により、大変有意義な見学となりました。
事務局からのメッセージ
こうした場を通じて、津山ステンレス・メタルクラスターの仲間として、共有する課題の克服に向けた横の連携がさらに強まることを、事務局としても大いに期待しております。
10月6日 メタル交流会を開催しました
2025年10月6日(月)16:00~18:00、津山市役所東庁舎 E101会議室にて、津山ステンレス・メタルクラスターの「メタル交流会」を開催しました。
今回の交流会では、一般社団法人AI・IoT普及推進協会 代表理事兼事務局長の阿部 満 氏を講師にお招きし、「労働人口減少時代における稼働率向上を目指したDX導入」をテーマにご講演いただきました。
◆ 講演概要
阿部氏からは、急速に進む労働人口の減少という社会課題に対して、中小企業がどのようにデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めていくべきか、実践的な視点からお話をいただきました。
まず触れられたのは、日本のものづくりにおける「品質の高さ」についてです。これは日本の大きな強みである一方で、その品質を維持するために検査やチェック工程に多くの人手がかかっている現状があります。これが結果として、労働生産性を下げる要因にもなっています。
この課題に対して、阿部氏は、高精度カメラやセンサーを活用した検査工程の自動化を提案されました。最近の機器は非常に性能が高く、人の目よりも正確な判定ができる場合も多く、人手を別の工程に回すことで、全体の稼働率向上と業務効率化につながると強調されました。
また、ロボットの導入についても言及があり、かつては高価だったロボットも、現在では比較的安価なモデルも登場しており、特に単純作業の自動化には積極的に検討すべきと述べられました。導入時のコストを抑えるには、安価なITツールや機器を組み合わせて活用することが重要です。
ただし、大企業のように一部の部署で試験的に導入できる体制とは異なり、中小企業では会社全体で一斉に取り組む必要があるため、導入のハードルが高く感じられることもあると指摘。しかし、小さな業務から少しずつ改善を重ねることがDXの第一歩であるとも述べられました。
その他の主なポイント:
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生成AI(ChatGPTなど)は無料で使えるものもあり、マニュアル作成や事務作業の効率化に有効
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データを活用できる人材の育成が急務。感と経験に頼るのではなく、教科書的な基本を押さえた上で判断すべき
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外部の専門家に相談することで、無理のないDX推進が可能
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「鳥の目(会社全体を俯瞰して経営改革する視点)」「虫の目(経営資源を直接見て業務改善する視点)」「魚の目(経営資源の流れを観察して業務改善する視点)」「蝙蝠の目(反対から物事を見て経営改善する視点)」の4つの視点を持つことの重要性
◆ おわりに
参加者からは「具体的で実践的な話が多く、今後のDX推進に向けたヒントが得られた」との声が寄せられ、大変有意義な交流会となりました。
津山ステンレス・メタルクラスターでは、今後も会員企業の発展や地
域の産業振興につながる活動を継続してまいります。









